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写真テクニック〜「フィルム」について
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写真テクニックの中から、フィルムについて分かりやすく説明します。 初心者の方でも、分かりやすいように専門用語などはなるべく 使わないようにしていますので、中級者〜の方には物足りないかも しれません・・・(^_^;) ここでは、フィルムの種類や、フィルムの違いによって撮影結果に どのような影響があるかなどを、初心者にも分かりやすくご説明します♪ ●フィルムの種類って?・・・ あまり写真撮影に慣れていない方には、フィルムまで考えて撮影されて いない方もいるのではないでしょうか? 「特価!5本パックで○○円!」のフィルムばかり使っていても 写真は上達しませんよ(笑) ある程度、写真のテクニックに磨きを かけたいと思う方は、フィルムにもこだわってみてください。 ⇒フィルムは、現像後の仕上がりによって、「ポジフィルム」と 「ネガフィルム」に分けられます。 この違いが分かりますか? ●ネガフィルムとは?・・・ プリント用のフィルムのことで、普段何気なく使っているフィルム、 使い捨てカメラも、このネガフィルムになります。 被写体の明暗や色が反転しているため、現像後のフィルムは 茶色っぽくなっています。 プリントをするときに、再度反転させることで 見たままの画像になります。 プリントをする際に、色調の調節が出来るので、撮影時の露出に問題が あっても、修正することが可能なところがメリットと言えるでしょうが、 逆に言えばどれが面白みのない写真になりがちなのがデメリットで しょうか。 シャッターチャンスに余裕のない場合にはもってこいの フィルムなので、結婚式の撮影やスポーツ写真などはネガフィルムが お勧めです。 ネガフィルムは、*アンダーな写真より*露出オーバー気味の写真の方が 修正しやすいので、ネガフィルムで撮影する場合は、若干露出オーバー 気味に撮影したほうが、修正の幅が広がるともいえます。 *は「露出補正」のページを参照してください。 私が、結婚式のスナップ撮影をしていた時は、ISO400(下記参照)の ネガフィルムを使用していました。 会場全体が暗くなるキャンドルサービスでも問題なく、撮影することが 出来ました。 ●ポジフィルムとは?・・・ プロが主に使っているのが、このポジフィルムです。 フジクローム・コニカクローム・エクタクローム・コダクロームなどという 名前で販売されています。 スライドフィルムやリバーサルフィルムとも言われますが、ポジフィルムが 「プリントを前提としたフィルム」に比べて、ポジフィルムは現像後の フィルムが見た目と同じ色調になっているので、元々「スライド映写・ 印刷原稿用」に使われています。 今は引き伸ばしプリントにして鑑賞することも多くなりました。 ⇒ちなみに私の家は、私の撮った写真が大きな額に入って壁の あちこちに貼られています(^_^;) 仕上がりがとてもシャープで綺麗なのが特徴です。 ただ、ポジフィルムと違って色調を補正できる範囲(ラチチュード)が 狭いので、撮影時に自分で決めた補正値によって、仕上がりは かなり違ってきますので、慣れないうちはフィルムがもったいないと おもわずに、段階露出(AEB)して撮影することをお勧めします。 (段階露出については、「適正露出」のページを参照してください) プリントする場合も、全てを最初からプリントするのではなく、自分の 気に入った写真だけをプリントするのが普通です。 このプリントをすることを、「リバーサルプリント」とか「ダイレクトプリント」 などと呼びます。 ●現像に出すときの注意点・・・ ワンポイントアドバイスとして、ポジフィルムを現像に出すときに、 「マウントにしますか?スリーブにしますか?」と聞かれると思いますので、 マウントとスリーブの違いについても説明しますね☆ ⇒マウントとは・・・スライド上映をするときによく見られるフィルムに 1つ1つ枠がついているものです。 専用の収納ボックスも売っていますので ボックスに入れて保管するのが通常です。 ⇒スリーブとは・・・普通使っているネガフィルム同様に、帯状のもの。 こちらも専用ケースが売っています。 私は、節約のために箱ティッシュの 空き箱の上部を切り取って、それに並べて保管しています。(笑) ちょうどぴったり収まるサイズなので、重宝しますよ〜☆ 現像代は、ネガフィルムに比べて高いです。 マウントとスリーブでは 若干スリーブのほうが安いです。 プロの方も、スリーブが普通のようですし、スライド上映のために 撮影したのでなければ、スリーブで問題ないと思います。 (あとで、マウントにすることも出来ますので。) ●ISO数の違いについて・・・ ネガフィルムはISO数の違いによって、大きく分けると3つに分けられます。 フィルムを買うときに箱を見ると、「50」「64」「100」「400」などと 数字が書かれていますが、この数字がISO数を表しています。 「低感度フィルム」⇒低感度フィルムとは、ISO数が25、50、64といった 小さな数値のものを指します。 特徴としては、シャープな画像が得られる ので大きくプリントしても画質を大きく乱すことなくプリントすることが出来ます 日中風景写真を撮影する場合は、この低感度フィルムを使うとシャープで 綺麗な写真が出来上がります。 *フィルムによっても若干色あいが変わってくるのですが、私が風景写真を 撮影するときは富士フィルムの「フジクロームベルビア(RVP)の ISO50]を使っています。 ベルビアは色調をはっきり写すので風景写真にはお勧めです。 柔らかい感じが出したい人や人物などはコダックのエクタクロームが お勧めです。 ←ただ、こればかりは、ご自身の表現したい色合いに よっても変わってくると思うので、色々なフィルムを試してみて、 コレ!と思うものに決めるといいかと思います。 一般的にもフジフィルムはコントラストが強めで粒子が細かい、 コダックは粒子が若干荒めでコントラストは弱いが人物撮影をするときに 適していると言われています。 「中間度フィルム」⇒中間度フィルムとは、ISO100〜ISO200位のもの を指しますが、コントラスト・色調・粒子などが共に中庸のものです。 一般的に主流で使われているのが、ISO100のフィルムです。 シャッター速度、絞りともに広く対応できるので、初心者にお勧めです☆ 「高感度フィルム」⇒高感度フィルムとは、ISO400から800、1600と いったものになりますが、数字が大きくなればなるほど粒子が粗くなります 光量の少ない暗がりでのスナップ撮影や、動きの早いスポーツ写真を 撮影するときは、高感度フィルムを使うことをお勧めします。 |
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