露出補正

写真テクニック〜「露出補正」について
                                

 

露出補正

かざり
☆写真素材集フリーダム☆>写真テクニック・露出補正について
写真テクニックの中から、露出補正について分かりやすく説明します。
初心者の方でも、分かりやすいように専門用語などはなるべく
使わないようにしていますので、中級者〜の方には物足りないかも
しれません・・・(^_^;)


ここでは、露出補正について、基礎の基礎を分かりやすくご説明します♪



どのようなときに露出補正しなくてはいけないのか・・・

前章の「測光方式」のページでもご紹介したように、光量の基準と
なるものは18パーセントグレーと呼ばれる灰色です。

普段撮影する大抵の場合は、色々な明るさが混じった状態で
撮影することが多いので、あまり気にせずそのまま撮影しても
いいのですが、「白い被写体」の場合と「黒い被写体」の場合や
コントラストが激しい条件のときなどは、露出補正をしなければいけません。



白い被写体の場合・・・

雪景色を写したことがある人には、経験があるかと思いますが、
眼でみるかぎりは明るくて、普通に写したつもりが、いざ現像が終わって
写真をみると、雪景色がきったなーい感じに暗く写っていませんでしたか?

白い被写体が画面のほとんどを占める場合、プラス側に補正が基本です!

他にも、霧を写す時、逆行の条件のとき、花を撮影する際は黄色の花を
写すときも、プラス補正をしないと暗い(アンダーな)写真になります。

花嫁さんのメイクシーンを撮影するときは、わざと画面全体を
光に透けたようにトーンを明るくして撮影もしました。
こういった写し方を「ハイキー」といいます。
逆に、森の中を怪しげに写したいときや、男性を撮るときはわざと
暗く撮ることがありますが、こちらは「ローキー」といいます。


ちなみに私は、雪景色を撮影する場合は、+1〜+1.5。
逆光のときは、スポット測光(前章参照)をして撮影しています。



黒い被写体の場合・・・

白い被写体の場合と対称でマイナス側に補正が基本になります。

黒い被写体を、露出補正をしないまま撮影すると出来上がりは
実際被写体を見たときと比べても、かなり明るく写ってしまい、
しまりのない写真になってしまいます。

私の写真の中で、夕焼けの写真がありますがありますが、
こちらの写真は、逆光で沈む夕日の情景をあらわしたかったので
ほとんどが、マイナス補正をして、周りの空をスポット測光して
撮影しています。(参考



新緑の撮影など緑が多い場合などは、そのままで適正露出になります。
このように、被写体によって、露出補正をすることが、自分のみたまま
感動したままの(又はそれ以上の)写真を写すことの基本となります。

ある程度、経験を積まなければ「この被写体の時はどれ位のプラス補正
だな」っていうことは分からないと思います。

まずは、オートブラケットを使って撮影することをお勧めします。

⇒オートブラケットとは・・

一般的には、カメラが測光した適正露出から前後にずらして
3枚(若しくは5枚)撮影する機能のことをいいます。

メーカーによっては、AEB機能、露出ブラケット機能、ブラケティング機能
などとも呼ばれますが、露出を変更して同じカットを複数撮影することに
よって失敗を防げることを目的としています。

特に、リバーサルフィルムを使用した場合は、補正値の違いが
出来上がりに顕著に現れるので、フィルムがムダ・・・などと思わずに
積極的に使っていただきたい機能です。



次章では、ポジフィルムとリバーサルフィルムの違いについて
分かりやすくご説明しますね☆
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