レンズ

写真テクニック〜「レンズ」について
                                

 

レンズ

かざり
☆写真素材集フリーダム☆>写真テクニック・レンズについて
写真テクニックの中から、レンズについて分かりやすく説明します。
初心者の方でも、分かりやすいように専門用語などはなるべく
使わないようにしていますので、中級者〜の方には物足りないかも
しれません・・・(^_^;)


ここでは、レンズの種類や、レンズの違いによって撮影結果に
どのような影響があるかなどを、初心者にも分かりやすくご説明します♪

出回っているほとんどのAF一眼レフカメラには、数多くの交換レンズが
用意されています。
コンパクトカメラにもズーム機能付きのものがあるので、焦点距離を
変えて撮影することが出来ますが、その範囲は限られたものに
なってしまいます。

現像されて出来上がってくる写真とほぼ同じようにファインダーで確認
しながら撮影できるのが一眼レフの良さですが、交換レンズを
揃えることで、良さがもっともっとUPしますよ♪


レンズの種類って?・・・

交換レンズの種類は、「標準レンズ」「標準ズームレンズ」「広角レンズ
望遠レンズ」「マクロレンズ」「ソフトフォーカスレンズ」「大口径レンズ
などに分けることが出来ます。



標準レンズとは?・・・

ズームレンズの普及によって、標準レンズの概念も薄れてきた感じが
しますが、元々は焦点距離が50mmのレンズのことを指しています。
35mmフィルムで画面いっぱいに写すときに、自分が見ている
画角(ファインダーに写る範囲を角度にあらわしたもの)と
同じように写るのが50mmのレンズだからこう呼ばれています。

交換レンズの中でも、中間的な画角を持つレンズで、描写も中庸の
穏やかなものになります。

写真を撮るにはフットワークも必要です!
ズームレンズを使うと、気軽に広角にしたり望遠にしたり出来るので
その場で満足して撮影してしまいがちですが、上手なズームレンズの
使い方は、「ズームレンズを使って自分が撮りたい焦点距離に合わせる」
⇒「場所を移動して」⇒「再びファインダーをのぞいて撮影する」ことです。

この使い方をすることによって、カメラまかせではなく、自分の知識として
焦点距離が分かってきますので、本当に写真を上達させたい人は
標準レンズを1本購入することをお勧めします。


標準ズームレンズとは?・・・

今、一眼レフカメラを買うと大体付属でついているのがこの標準ズーム
レンズです。 どの焦点距離でも自然な描写が特徴で、マクロ機能が
ついているものも多く、スナップ写真から記念写真まで、普通の撮影なら
これ1本で大丈夫です。。 が、、写真がうまくなりたい!と思うのなら
やはり上記の標準レンズを1本買って練習するのがいいです。

ただ、やはり初心者にはこれほど便利なものはありません。
レンズをたびたび交換する必要がなく、自在に撮れるのですから。。

私は結婚式の撮影の時は、28〜80mmの広角よりのズームレンズと
75〜300mmの望遠よりのズームレンズ2本で撮影していました。


広角レンズとは・・・


広角レンズのの特徴としてまず真っ先に挙げられるのが、
遠近感の誇張ではないでしょうか。

近くにあるものはより大きく、遠くにあるものはより小さく写るので
花や木などの主題となる被写体を近くに配置して撮影することによって
主題の被写体を強調することが出来ます。

奥行きや高さも誇張して表現されるので、結婚式場のパンフレットや
ホテルロビーなどを写しているものも、この広角レンズを使って、
実際より広く、高く、奥行きがあるようにみせています。(^_^;)

また、団体旅行での集合写真のようなときも広い範囲を写せる
広角レンズが使われます。

ただ、人物を近くにおいて撮影する場合はゆがんで写ったりするので
注意が必要です。

主に、焦点距離が50mmより短いもの、実質的には35mm以下の
ものを広角レンズといい、それより短い24mm以下を超広角レンズと
呼びます。 画面全体をシャープに写したいときも重宝するレンズです。

⇒画面全体をシャープに写したいときは手前から1/3程度の距離に
ピントを合わせて、f16程度まで絞り込むといいでしょう。
画面全体が、手前から遠方までピントがあった写真をパンフォーカスと
呼びます。


まとめますと、狭い室内での撮影をするときや、標準レンズを使うと
ファインダーに入りきらないほどの広大な風景写真を撮る場合、
そびえ立つビルなどの大きな建物を写したいとき、手前から遠方まで
ピントの合ったパンフォーカスな写真を撮影する時に、特にその効果を
発揮するレンズといえます。


●望遠レンズについて・・・

およそ85mm以上のレンズを望遠レンズと呼びますが、広角レンズとは
対照的な性質をもっていると考えれば分かりやすいと思います。

焦点距離が長くなればなるほど、画角(ファインダーに写る範囲)は
狭くなり、遠方にあるものも大きく写しこむことが出来ます。

背景をボケさせるためにも使われます。


こちらの写真や、こちらの写真も望遠レンズを使って、ボケを利用した
作品の1なので参考にしてみてください。

*被写体になるものと、ぼかす背景の距離が近い場合が思うように
ボケないので、被写体を離して撮影することによって、効果的な
ボケが狙えます。


又、遠くにある山などを絞り値を大きくして、あたかも近くにあるように
引き付けて撮る方法もあります。 立体感はなくなりますが、
どうしてもそこまで行けないような状況の被写体を写すときには
望遠レンズが活躍してくれます。 あまり多用すると、平面的な面白みの
欠ける写真になってしまいますが・・・・(汗



●マクロレンズとは・・・

通常、小さなものを接近して撮影しようとするとピントが合わなくなります。
これは、そのレンズごとに最短撮影距離というものがあって、最短撮影距離
より近づいて写そうとするとピントが合わなくなるからです。

マクロレンズは、その最短撮影距離が非常に短いのが特徴です。
花などを撮影するときは重宝するレンズです。

ズームレンズにもマクロ機能といって、マクロレンズと同じような働きを
するものがありますが、単体のマクロレンズほどが近づくことが出来ませんし
画質も若干落ちます。

マクロレンズには、焦点距離が50mm、100mm、200mmなどが
ありますが、焦点距離が100mmのものが、一番万能的に使用する
ことが出来ます。



●ソフトフォーカスレンズとは・・・

このレンズは、描写に特徴があって、ピントが柔らかくなります。
ハイライト(明るい)部分がにじんだようになって、独特の雰囲気をもった
写真を撮ることが出来ます。

いわゆる「ピンボケ写真」とは違って、ピンとはきちんと合っているのに
輪郭がふんわりした優しい描写をすることの出来るレンズです。

主に、女性のポートレート写真に使われるイメージが大きいのですが、
他の使い方としては、雨が降った直後の桜や紅葉、などといった
花の撮影にも適しています。

ピントが合わせずらいのが難点ですが、AF(オートフォーカス)の
おかげで、撮影がしやすくなりました。

又、このレンズは、コントラストを和らげる効果もあるので、
新緑の写真を撮影する場合などは、バックが暗いとかなり強めな
コントラストが出てしまうので、こういったときは、ソフトフォーカスレンズを
使うことによって、コントラストがきつ過ぎない自然な描写の新緑を
撮影することも出来ます。

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